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明晰夢見の条件

2022-12-29: 注目の目的
注目(関心)の目的を変えてみる。
“感情本位”ではないのと同様,“興味関心”の本質にではなく夢見のためだという前提に拠る。

- すべてが間違っているという視点。

2022-12-31:
ある屋内-階段に(届け物のために)上がった。その通路全体,ゴミ溜めのように物が置きっぱなしになっていた。上階-室内には若い女と店番のような男ひとりとがいた。わたしは届け物を持っていた( なにかの仕折かパンフレットのような3つ分だった。わたしはひとつずつその2つだけを渡しかけた。 )
階段の途中で(その床に,大きめの500円硬貨一枚,それから離れた位置にまた一枚。わたしは一枚を拾い上げた,2枚目の位置に見当できなくなったかのよう.)
不図,気づいて通路のそれらに目を留めた。壁際の様子,その部分等に記憶のものが遇った。
[ その階段の様相には(私の実際の記憶には無かった筈のそれら部分的な造りが,)更に“見覚えの”ものであったかのような,見当違いだった。-だが,それらは忘れられた過去からの何らかの印象に因ったのか,それとも合成されていたのか,正にその場に精査できなければならない。
;見覚えの無かった物であっても,一瞬のちに何らかの“心象”は投影され,あるお馴染み自体であったかの如く,間違ってしまうだろうから。 ]
..なにも無い(少し暗い)室内,黒い室内着の女ひとり横たわっており,その足元-傍らにこちら向きの女はみていた。わたしは寝ているような動かない方に敢えて近づいて(その暗がりにはっきりとは見えないかのような顔)吸ってみたが,唇は濡れただけで動かなかった。傍らの女は私に微笑みかけていてそれも一見どこか見覚え遇ったようだ。

その最初には気づかなかったが,“女2人”も私の両側を暗示したものかもしれない(右側は静かで動かないといったように。どちらも若くはなかった。)500円玉2枚についてもその連関か?と見分できたら良かったのだが( 夢のわたしは一枚だけ拾得したので,2枚いっぺんに拾おうとはしなかった。 )
わたしが物品等の壁際に見留めた,板-継ぎ目みたいな部分( なんでか,その場では私の記憶物だと見当している- )やや斜めの不規則な角度に緑色の狭い帯のような継ぎ目だった。布のようなその緑色の隙間に対して,両側-板の縁は一定幅に薄い材木で細く縁取りされたかのような形だった。
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以上,“階段”までの経緯や室2つとの繋がり(それらの順序も各室との構成も,後では形にならなかった.,)夢自体への正確な解析のためにはそれらが明晰に理解されるような形で見えなければならない;

2023-01-01: 直後と,常
予定される行動投射する現実,常に)これは夢だと想起されること。

2023-01-05:
-また懸案に囚われている。
私の“キャラクター”的な同一を無意味とする; メンタル-宛て先だったものを‘ 明晰点 ’に再転換する。

“夢”だった--繰り返し憶い出してみるの作用は,単に夢イメージの記憶と“夢だ”という意識とを関連つける効果に在ったのだろう。これが自動の条件として働くとしたら,自らに語る私の癖が“おはなし”というエコーになっていたのかもしれない(それが過去か未来のどれかだったとしても.)
-記憶自体に囚われない。

2023-01-15: 擬性の目覚め(今,これは夢だろうか?)
私は眠りかけたのか,苗字発音だけを少しずつ言い替えながら繰り返し呼びつけたような存外な声だけが遇った。しかし私は努めて冷静にその源を辿ってみようとした( 実際には,成人以来,私に対してそのような口調の敬称無しで呼び掛ける者は他に殆んど存在しなかった。おそらく,父たちとの“お前-”呼ばわりの当たり前だった時代からの非人類的な風習だったとわたしは見なしていた。 )そうこうしているうちに私はまた意識的に表れるものに向かった。あの一瞬の“ちらつき”のような(右-中央近くから左へと)それは何かの形を持った白い影のようでも遇った。

....私は玄関戸の開いたところから夜空に見上げたかのように,ぼんやりと月光-雲間にみえる様子を(その上方視界-やや左)見ようとした。その月は遮られてはいなかった。雲は動かなかったが,その月の周りに円形の隙間を開いたかのように不自然な形に取り巻いていた。そしてその右の半面には,初め,天の川の一部分のような細かに散りばめられた淡い集まりとみえたが,“この辺ではそんなふうに見えるわけは無い”と,視ようとしたら,あたかも高空の雲のようだった。
[ この“左右”表れにも“身体の左と右”象徴的とも思えるが,解釈次第の難しさだ。 ]

..やや暗い居間の室内だった。私は台所へと入っていった。母の代わりに,ある後ろ姿,首までの黒髪に黒っぽいセーラー服姿の小柄な女の子のような者が(それは一度も正面向きにはならなかった-)素早く動いてそこから室に抜けていった。私は居間の床などに見下ろしてみようとした。が,その途中で,こちらの両目を敢えて瞬きするように実際に目蓋を開いてみたくなった。すると,一瞬その視野-下半分にだけ照明の灯った明るい室内のような光景は遇った。

[ その場では考え至らなかったが,もしその明るい室内が本当だったのなら,私は暗い室の寝床ではなくその電灯の下を動いていたのである.
今回も“夢だ”といいながら私は何も‘ 見よう ’とはしなかった。室内場面でのそれらは単に象徴的な表れだったかのようだ。 ]
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