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夢を止める

2016-06-17:
市街地に‘ しんだ者たち ’がいて私たちを見つけ次第つかまえようとしている、という。( この夢には最初から他者の姿がひとつも無いという特徴があった。‘ 死者が生者を食べる ’というのはお話で聞かされただけの設定のようなもので、私が視たのは無人の光景だけだった )。
学校校舎外塀から伝って上がろうとするが、たぶん物音を立てるとすぐに内部のものどもに気付かれる。それで体を使うように路上から上がっていく途中で( まるで最初からこれが夢だと知っている意識が存在していたかのように )、私はそれ自体から覚めるために敢えて中断して起きた。
その夢の文脈としては一度も‘ 夢だ ’とは言われなかったが、あきらかに私のどこかに既にそれを夢だと知っている部分があったに違いない。
このように私が夢の態から敢えて覚醒しようとしてすぐに私の両目を開いた場合は数回あった。これは睡眠のレヴェルだったとは思われない。( 一瞬間にそれを止めて自ら両目を開けるから )。

自記引用・夢中断の一例( 記録KO1-16より,2014-08-28 ):

{ 前略 },

私の居室室内、扇風機の支えに本体モーターの付いていないその台のような部分だけがそれ自体で回転するかのように動いているのがみえた。最初にそれは昼間室内での陰にあるかのように少し影の中にあるような印象だった。
〔 私はこれら最中に何度かあたかも私の目蓋を少し開きかけたように実際室内の光景をみたのだと想い込んでいた。しかし、私の寝ていた室内には昼間午後カーテン越しの斜光以外に光源は無かった 〕。

{ 中略 },

詰まらなくなったので( 繰り返しをやっても面白くはないので )私はその最後に私の意思で本当に両目蓋をぱっと開いて目覚めた。

{ 以上引用 }.

午前中に、もう1つイメージとの繰り返しがあった。大きめの卵殻みたいな縦長ベージュ色の表面に白っぽい斑点等。これも何度も絵として浮かんではその度に中断された。ということは、それは夢だという一定の意識が働いていたのだろう。
その‘ 卵 ’の風合いには例の‘ 室 ’との関連がありそうだ。