不思議な階段( 自覚夢 )

2016-12-15:‘ 夢 ’と通路
食べ物が足りないので昨夜余りうんどうできなかった。私は私の寝床で‘ 私の発生源 ’といった。

やや暗い〔 連絡通路かなにかのように半分商業施設化されたような 〕木材か石材壁面みたいな屋内通路。それら側面に一定間隔に赤茶けた液体跳ねの跡みたいなものがなにか撒かれたような印象だった。
ある階段の途中、その上から私に向かって若い女子顔2つ、そのひとつが“ ××ちゃん ”と声に出した。私は‘ 今“ ××ちゃん ”と言ったのはなぜだね? ’と繰り返し問うように訊ねたが〔 殆んど無表情で答えも無かった 〕。
他に若い男子3つの姿があった。通路の途中私は不図‘ 夢だ ’と見た。私は背中を壁面に着けて上がったり〔 私は本能的な回避行動の一種だと思ったが、これには‘ 上昇する ’という方向性がある 〕、また私の両足を重力に床に押しつけられたかのようで不愉快だった。私は‘ 通路を歩くなんて! ’と面倒に思って体を水平に飛ばすようにその通路端まで一気に移動した〔 この間にも‘ 私の体 ’があるという感覚は一定不変のものだった 〕。
先程の無表情な女の子たちの傍に大きめサングラス・ドレッド風の髪に浅黒い太めの男が〔 その左向きの頭部だけで首下はなにかに隠されたように見えなかった 〕あたかもその陰で炭酸飲料でも激しく振ったかのようにその妙な動きとともに突然血しぶきを想わせるような液体状のものがその頭の傍に跳ね散った。

〔 もしこれらを明確に分類・目的化するなら、‘ 通路1,通路2 ’というような象徴的の見方からに代えるべきだろうが、ここには‘ 私が夢自体を発生させる ’が無かった。いずれにも私はお客であり私主体とは言い切れなかった。
例えば私は‘ 女子とレゲエ歌手風スタイルの男 ’というような絵にも象徴的表れだと書いただろうが、今回ここではそれ自体とみて一々の分析にはしない 〕。

2016-12-11:不思議な階段
家の前まで戻ってきたようなところ。数人の子どもたちが路上でなにか遊んでいたが、私が黙って立ち去るまでじっとしていようとすると、彼らは帰宅途中の子たちのように二手に別れた。私は右側に振り向いてその家の白い表扉と外側階段と上がっていく児童のような2人をみた。私は( 私の家に戻るようなつもりで )白い表扉を開いて入った。白いコンクリート製のようなひとり用の階段が一定段数で直角に回りの構造で、不思議なことにその上りの次が下りになっている。それらの連絡部分には同じ白い印象ながらその平方の真ん中に僅かに直方形凹みに作られたような部分にあたかも鉄板敷きの滑り止めにみられるような長円の浮き出しが小さく4つ( その直方形の周辺にも同じ浮き出しが幾つか )デザイン的に配置されたようにあった。
右手にみえる( 戸の無い )入り口に私は思い切って入り込んでみた。そのすぐ傍でなにか脚立の上にでも立っているかのように一段高く白っぽい洋服ジャケットにロングスカートの婦人が左側に向いてその背をまっすぐに伸ばしているかのようだ。私は私の手を伸ばしてその肩に近い袖のあたりを押さえるように触れた。
室内に( 顔の無い後ろ姿のような )半分黒人少年のようなすらりとしたものが立っていた。私は少し緊張を覚えたが‘ 夢見の実践の桶田おけだです ’。彼は‘ ここにはそういう者は居りません ’。もうひとり若い痩せ形の男がこちらに来たので私は‘ 夢見の実践の桶田おけだと言います。お伝え願えますか? ’とその白人の顔と金髪とを視ながら言った。

〔 これら人物像の入れ替わりには一々出入りという絵ではなかったと憶う。‘ 夢 ’なのに私が訪問者みたいな顔をするのはおかしいが、私を‘ 夢 ’の場に保つためには一定の客観視が必要だったのだろう 〕。

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