黄色い玉 | 彼女のテクニック

2016-08-04:
‘ 彼女 ’が私の体自体に交替するとすぐに肉質が変わったように感じられた。Pが起こるのはそのときの記憶の反復があるからだろうか、左前腕に意識する度に‘ 彼女 ’はある。

2016-08-05:
夜、ものは‘ 彼女 ’だった。私が右手でふれれば‘ 彼女 ’を愛撫するかのようだった。
(‘ 外界 ’への分裂の危機は、無論‘ 欲 ’のためだった。‘ 絡み ’に向かうようなものには毒がある )。
私は‘ 左腕の彼女 ’を強制的におかしたらどうなるのか、と。しかし、寝床で‘ 今夜はそれはしないで寝て ’と言った。
‘ 彼女 ’にすることは、私自身にその匂いを強化しこの体を占有するという行為だから、犠牲面がある。

夢:
私の足元路上になにか小さな丸い黄色い液体の塊みたいなものがあった。私が私の指を近づけようとするとそれが反応したかのように私の指先に向かってナメクジかなにかの軟体動物のように変形してはその度にくっつこうとしたようにみえる。それは私が私の口から痰のように吐き出した物の一部だった。私から出たそれは完全に丸い玉の形状であたかも水溜まりに浮いた液状物質のようでもあったが、私の視点とともにその路上を前方移動するに連れてその接近する犬などに一々それ自体が逆水滴型に変形してはその触手を伸ばして触れようとしたかにみえた。
私は‘ さてはアメーバ感染したのか ’とその動きに注意して視た。
( 私は先月ゴム製の半透明小カラーボール等のセットを持っていてその最初のメインが黄色2個だった。それらはじきに路上でトラック等に轢かれてしんだ。‘ 前方移動 ’自体に例えば歩行や自転車での路上行動という‘ うんどう ’の要素がある。私は以前から‘ ボール遊び ’には性的行動または通信的な行為の要素があると思っていた )。
今朝私がこのようなイメージを観察できたのは、私がなにも求めなかったからだ。
ほんの2年程前まで、私は夢見や私のファイルまとめのために2週間程もまったく外出無しでも平気だという時間があった。外出するのはアップロードの時だけだ。私は一度もこれを‘ ヒッキー ’などとは言わなかった。そのときの私なら‘ 彼女との交情 ’? きけんと言ったに違いない。

彼女のテクニック

2016-08-12:
いつも‘ うんどう ’時には明晰夢のことを忘れている。しかし、( 今これをメモし始めると私の左手は‘ 彼女 ’の匂いに戻った )あのアニマ的な動きのときから私はこれが意識的には復活し得る( 一体を取り戻せる )という、いつも浅いレヴェルでは不認知で顧みられなかったような‘ 未知の彼女 ’との今の同-在という、新しい次元の課題となった。
‘ 彼女 ’と明晰夢とは一元なのか。これを思うと背筋に寒気を感じたときのような感覚がある。

2016-08-14:
イメージ:
例の‘ 白いスポーツ用アンダーウェアーの女( 彼女(4)2016-07-02: )’に、私は‘ お金が必要なんだ ’と言ったら、意外にも彼女は正面に一礼して‘ じゃあ、探してきます ’と答えてからなんでかその両足にスケート用ブレードを着けているみたいに急に滑走して右端へと消えた。
直後“ コンピューター ”と言ったのが彼女かどうかわからなかったのだが同時に私の腹筋が動いて私自身にそれを発声したかのように緊張した。

‘ 私の両足をもっと( 長く )伸ばしたいんだ ’と言ってみる。すると‘ 彼女 ’は昔私の履いていたダブルXデニムに作業場の薬品が付いたためにそこだけ白い斑点みたいに色落ちしたのを指摘して言ったようだ。‘ 脚のちょうどその点を( 目で見るように )押してみる。2才までに ’。
この‘ 2才までに ’の言い回しは‘ 自身以外の対象( 偶像 )を持たないこと,一体に拠り ’という注意書きの言い方かもしれない。‘ 2才の午後 ’では遅い? 
ひとねむりの後、反対に両足大腿だけが小さくみえる、両上腿が縮んでしまった? 寝方が良くなかったんだ。6面キューブのときのあれ( 視覚的印象がおかしい,-ブログカテゴリ:六面体と現象 )かもしれない。もし夜中に一体があったとしたら状況は変わっていたのでは? 

日曜午後、図書館は5時閉館なので、朝から午後寝の私はまた無理に漕ぐ用にもできなかった。うんどうは名城公園沿いから名駅前、伏見にも気付かないまま広小路・葵の交差点まで行って19号線の小川交差点から青い自転車レーンで桜通・大津通、城北橋Johoku Bridge、ほか。既存ルートで面白味なし。
帰着して少し熱い湯を頭頂から背中にゆっくりと流してみると両足に伝わるのがわかる。もし体に歪みがあればその湯の伝わりが不均等になるのですぐにわかるだろう。

2016-08-15:
もっと両足を伸ばしたい、あたかも私の自由のものであるかのように。私は明晰夢にこれを利用できたら? これは良いアイディアだ。
‘ 彼女 ’に聞いてみた。
‘ もう言いました ’。
‘ えっ? あ、例の斑点の位置? ’
‘ そう。その窪みの2cm上。そこをそうっと、さするの ’。
( 私は私の両膝を並べて両手親指で左右対称に触れながら )‘ こうかな? なんか、あ、違うところを言ってる? ’
私は単数形でもためしてみた。良い。
‘ その4cm奥に本当の問題があるの ’。
‘ えっ?4cm? こっちじゃなくて、この左足の方か ’。

2016-07-24:彼女の実在

ある感情をその本質的にみる・
ある‘ 感情 ’はそのもとに間違ったようにニュアンスの異なる表れとなる。例えば‘ 気にしている ’が‘ 怒っている ’と訳されたり。だからこのような側面に適当なトランスレーションが無ければいけなかったのだろう。
〔 だが、感情的であることは私の試みにとって必要性とは言えなかった。‘ 怒り ’という情感自体が、ある種に因る( また )抵抗値であるかもしれなかった。 〕

湯浴びして体の清潔感といい、‘ 彼女 ’の所在を確認する。左足の力をぬいて楽に溶かそうとすると、不意に滲みだしてくる。どの筋肉をゆるめるか。これがうずくので無理に抑えていたのだろう、歩く度に流れていたら失神してしまう。

2016-12-04:彼女の髪型

ここ数日間に、私がひとりでなにかやっていて偶々少し私の体にエネルギーを覚えたような一瞬に、あの‘ 彼女 ’の髪型と想わせるような複雑な編み込みの黒髪部分だけがみえた。その後頭部が大きく立派にみえるのは高く誇らしい印象だ。私はその度その印象が私自身のその身体的感覚の傍に同時に同化しかけたようにあると覚えた。それが私自身の直近であることが一致の条件であり( 私は既に‘ 彼女 ’自体をやめたと思ったが )、彼女自身に分離するなら私には良くない〔 と正当化しようとした 〕。これをもっと私の両足伸ばしに利用できたら、と私は思った。

‘ 凝り ’をやめる:
今晩‘ 寒さ ’感じにくかった。私は私の身体に一切凝らさなかった。心身が完全にリラックスして私にも身体にも‘ 凝り ’が無ければ、なにも噛みつかない。私の自転車のあいだに一度も‘ 彼女 ’は無かった。

映画“ タイタンの戦い ”にメドゥーサの首という場面を視ていて考えた。私は昔の映画版に関してお喋りしたときにその“ メドゥーサ ”の象徴するものは多分なんだろうと婦人に問うたのだと憶う。
そう言えば、私のみた‘ 彼女 ’のその髪型はギリシャ風でもあったが、今朝迄の‘ 彼女 ’は後ろ向きだけで正面も下半身も無いようだった。

2016-12-14:
夜ひとりで砂糖に溶かすコップ一杯分の湯を沸かそうとしていると私の左側からアイススケーター女子みたいなブレード付きブーツの両足のような絵が現れて氷上で停止する場合のようにそれらを揃えてキュッと止まった。
‘ 先生 ’と女のように言う。
‘( やや弱気なかすれ声で,私 )はい。’
私はなんの意味があるのだろうかと続きをみようとした。少し間があった。
‘( わたしと )同期して! ’
そう言われてもイメージとして現れたものとそれ自体に私が同化するというような作業など私はやったことが無い。そんなことが可能だろうか? 
前期に“ なにかの為にペダルを漕いでどこかに向かうのは転倒だ ”と私は言った。“ ある銘柄のお酒の為にそれを飲もうというのは、たわけだった ”とも言える。
私は私自身のアウェアーであった。